歯科医になって10年がたちました。

 私はまだまだ若手のつもりでいるのですが、週に1度、大学病院の外来診療を続けていると、私の後輩がどんどん活躍して私はどこかベテランのような扱いをされます。10年の診療経験に助けられることも数多く経験するのですが、最新のエビデンスを勉強する大切さも痛感します。

 医療は日進月歩です。ベテランだからと言って勉強を怠れば、正しくない治療を施してしまう可能性があります。歯科学も他の医科学と同様に技術の進歩著しく、日々の診療をしているといまだに古い治療がされていたり、ガイドラインから逸脱している治療がされていたり、evidenceの得られていない治療がされていたりする場面に出くわします。その多くは患者さんにとって不利益になってしまいます。

 また、スウェーデンを訪れたことにより、「治療」を主体とした日本の歯科学とスウェーデンの「予防」を主体とした歯科学の違いの大きさにカルチャーショックを受けました。小さいころから国民が受ける歯磨きにも違いがあるのです。我が国では、今年、歯磨きに含まれるフッ化物濃度上限がやっと変わりましたが、それ以外にも考え方のレベルの違いを実感しました。

 これからも一開業歯科医・口腔外科医として学び続け、予防歯科を中心とした良質な歯科医療を提供していきたいと考えています。

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